201 :ちわわ 2012/07/12(木) 18:46:47 ID:hfv2E2PE0
>>171です。
遅くなりましたが、オレが中学1年のときの話です。
オレは見た目も冴えないし、チビで力もない大人しめの学生でした。
それが原因だと思うのですが、
小学校1年のときからずっといじめられつづけ、
ずっと耐えていました。
202 :ちわわ 2012/07/12(木) 18:50:05 ID:hfv2E2PE0
耐え続けて7年目、チャンスが訪れました。
当時オレの通っていた学校で流行っていたのは、「デスマッチ」という遊び。
二人で握手し、空いている手でグー・チョキ・パーのいずれかを出し、あいこの時だけ握手している手を叩く。
交互にそれを繰り返し、先に痛いと言ったり手を放した方が負けという遊びです。
遊びです。
203 :ちわわ 2012/07/12(木) 18:53:53 ID:Edip299u0
>>202
やったことあるけどそんな名前だったんだw
初耳
204 :ちわわ 2012/07/12(木) 18:56:33 ID:hfv2E2PE0
もちろん、オレはその「遊び」のかっこうのエモノです。
痛いと言っても聞こえねぇと言われ、ひたすら叩かれ続けました。
オレは逆に利用することを思いつきました。
実行日は第四週目の木曜日。相手はいじめグループのリーダーです。
205 :ちわわ 2012/07/12(木) 19:01:15 ID:hfv2E2PE0
月に一度、ワクワクたいむ(正式名忘れました)というのがあり、
掃除時間が昼休みに加わります。
つまり昼休み時間が大体50分になります。
ゆとりが関係してたのでしょうか?
207 :ちわわ 2012/07/12(木) 19:05:21 ID:hfv2E2PE0
グループのリーダー(以下S)はオレに声をかけました。
「おい、デスマッチやるぞ」
嫌がってるフリをすると、
予想通り腕をつかまれ教室の真ん中につれていかれました。

作戦開始です。
208 :ちわわ 2012/07/12(木) 19:10:17 ID:hfv2E2PE0
オレはふてくされたような演技をし、こう言いました。
「ほとんどグーしか出さない。だから早く終わらせてほしい」
SとSの仲間は、それを聞いて盛り上がっていました。
12時55分、勝負開始。
そりゃもうSha渾身の力をこめて叩いてきました。
209 :ちわわ 2012/07/12(木) 19:18:57 ID:hfv2E2PE0
>>208 ha→は です、すみません。

正直、声なんかすぐに出そうなくらい痛かったです。しかし、オレは痛いとは言いません。
7年も我慢したのだから、たった50分を我慢するなんて楽勝。
そういう気持ちで必タヒに耐えました。
途中、耐えられなさそうになったら、グー以外をいきなり出して休憩。
210 :ちわわ 2012/07/12(木) 19:21:54 ID:hfv2E2PE0
でもSを叩くことはできる限りしないようにしました。
やりかえされるときが一番痛いとわかっていたので。
13時05分頃、つまり約10分が経過した頃、Sに異変が起き始めました。
叩くペースが落ち始めたのです。
既にオレの左手は真っ赤に腫れていました。
212 :ちわわ 2012/07/12(木) 19:27:54 ID:hfv2E2PE0
それでもSは叩きつづけなきゃいけません。だってあいこだから。
しかも叩かれているのではなく、叩いているのだから。
そこで叩くのをやめれば、Sに対してオレが勝ったとなってしまう。
それはS達にとって屈辱だったでしょう。
Sの右手は腫れていませんが、叩きつづけていたために真っ赤になっていました。
213 :ちわわ 2012/07/12(木) 19:35:41 ID:hfv2E2PE0
13時12分頃、Sはとうとうグー以外を出し始めました。
いきなり変えたときはオレも驚きましたが、その次のターンからは見逃しませんでした。
すぐ出そうとするときはパー、一呼吸入れるときはチョキ。
毎日叩かれたのだから、Sの癖や考えはほとんどが手に取るように分かっていました。
214 :ちわわ 2012/07/12(木) 19:39:37 ID:hfv2E2PE0
13時20分頃、オレの左手は青くなり内出血をおこしていました。
でも関係ない、やっと勝てるかもしれないという期待が心を満たしていたからです。
それからすぐに、Sはこんなことを言いました。
「もうやめよう、そろそろ昼休みが終わる」
その声には疲れがありまして。
221 :ちわわ 2012/07/12(木) 21:26:32 ID:hfv2E2PE0
そんなSに対して、オレは言いました。
「今日はワクワクたいむだからまだ大丈夫。それともオレに負けるのが怖い?」
Sはイライラと痛みが混じった変な顔で睨んでいたと思います。
222 :ちわわ 2012/07/12(木) 21:34:06 ID:hfv2E2PE0
13時35分頃、オレの左手は紫色になり腫れすぎて巨大化、
周りのヤジウマたちに心配されていました。
でもオレは平気でした。痛みすら感じなくなっていたからです。
Sはとうとう半泣きで、ただし脅すような口調で
「もうヤメロよ」
224 :ちわわ 2012/07/12(木) 21:38:55 ID:hfv2E2PE0
オレはこの瞬間をまっていました。
「オレまだ痛くないから、なんで逃げようとすんの?」
Sが離そうとした手に爪を食い込ませホールド。

                     ・・・・
「ホラ、いつもみたいに気がすむまでやれよ。叩かれて痛がったら負けだろ?」
225 :ちわわ 2012/07/12(木) 21:46:40 ID:hfv2E2PE0
勝負開始から45分経った13時40分。
ついにSは泣きが入りました。
すでにSの右手は痛みのせいか震えていました。
そこでオレは「痛い」と宣言。
Sが泣いているせいで勝負にならないからです。
某漫画の人物風に書くなら「また勝てなかった」
226 :ちわわ 2012/07/12(木) 21:52:34 ID:hfv2E2PE0
そしてSとその仲間に一言。
「攻撃していいのは攻撃されても構わない奴だけだ」

あとで友人に聞いたら、Sを泣かせたことによりお前が怖く見えた。
だから誰もお前に言い返せなかったんだと思う、と言っていました。
227 :ちわわ 2012/07/12(木) 21:56:58 ID:hfv2E2PE0
それ以来、いじめがなくなったわけではありません。
でもオレでもやり返せることが分かったから、それからも色々と復讐した。
S達は教師に酷いことをされたとオレを突き出したが、
オレはある一言のおかげで何のお咎めも受けなかった。
228 :ちわわ 2012/07/12(木) 22:01:24 ID:hfv2E2PE0
「先生、オレとSたちは『遊び』をしていただけです。」

こんな感じで何度か復讐したのだが、
他の復讐についてはあとで書くかもしれません。

とりあえず、駄文&長文失礼しました。
231 :ちわわ 2012/07/13(金) 00:38:04 ID:poKbn27z0
>>228
強いんだな
素直にそう思うわ
その遊びについても今度気が向いたら投下して欲しいな
ともあれ、乙でした
引用元:https://www.logsoku.com/r/2ch.net/occult/1341514155/
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